― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2019年3月15日(金) ]
いつもの「みやざき中央新聞」を読んでいると、柳生博さんの21年前の記事がアーカイブ欄にありました。実は21年前に柳生さんの講演を聞く機会があり、「13歳になったら旅に出よ」という家訓についてのお話がとても面白かったことを思い出しました。
柳生さんは、柳生十兵衛を先祖にもつ方で、色々な家訓とか教えが伝えられているのだそうです。私が記憶している内容で書かせて貰うと、13歳になった時、親父さんから八ヶ岳に行き、木と話せるようになったら帰ってこいと家を出されました。野宿しながら毎日毎日、木を抱いては木に話しかけるのですが、木と会話することができませんでした。
ところがある日、木と会話できる様になりました。ここからは神がかり的ですが、先祖から受け継いできた「生き物としての脳」が動きだしたのだそうです。先祖代々、家訓や教えを守ってきた柳生家の人が言うのですから、信じるしかありません。そして自宅に帰って確かお爺さんに、木と話せる様になったと報告したら、これでお前も柳生家の一員的なことを言われたみたいです。
柳生さんは大事なことは全て木に相談しながらこれまでの人生を生きてきたそうです。今でもたまにテレビに出演されると八ヶ岳の自宅が写りますが、コツコツと植林されてきた広葉樹1万本以上に囲まれて生活されています。木には不思議な力があると以前から感じていましたが、木と話してみたいものです。
« 前の記事 | | | 次の記事 » |