僅差でした

[ 2018年12月21日(金) ]

昨日は12月議会最終日でしたが、斎場の設置管理条例の一部改正の議案でゴタゴタしました。内容は、新庄原市斎場が11月1日より「火葬部門」が稼働していますが、西城、口和、比和、総領の各斎場を来年3月末で廃止するというものです。

以前のブログで少し触れたことがある西城にある西城斎苑を使えるまで残して下さいという1500名超の署名を添えた要望書が出されたことで、署名の重みを考えると無視する訳にもいかず、はたまた、西城のみ残すということを認める訳にもいかず、結果として、11対8で斎場の設置管理条例の一部改正の議案は可決となりました。

票の数だけ見れば僅差ですが、僅差には訳があります。その訳とは、「怨念」です。もめにもめた、「子ども未来広場」の一件から「パンダ騒動」、そして今回の斎場問題と、何が何でも反対同盟が出来上がっているのです。それに、「市長選」が絡んでいましたので、絡まった糸はどうにもほどけない状態といえます。

議会と執行者は車の両輪に例えられますが、これでは両輪とは言えません。私にも経験があるから理解できるのですが、市長選に深く関わると、勝てば官軍負ければ賊軍となります。私の時にはたった一人でしたので、ただただ「忍の一字」で辛抱しました。今の私があるのはあの時の4年間で鍛えられたからだと思います。

少し横道にそれてしまいましたが、「市民が主役」とお互いに言っているのですから、大人の対応が必要だと考えます。私は昨日の賛成討論で、「斎場再編整備検討委員会」での議論を分かり易く時系列で述べたつもりですが、手続き的には何ら問題は無かった様に思いますが、合併の後遺症がまだまだあるということは十分理解できました。