米を作らない農家

[ 2018年10月24日(水) ]

ときどき写真日記の「これも稲刈り」をご覧いただきたい。飼料稲を刈ったコンバインが搬送するトラックを待っている所です。刈り取った飼料稲は、七塚にある全農広島が主体となって行っている飼料稲加工場に運ばれます。

私が所属する板橋営農集団では飼料稲がかなりの面積で作付けされています。我家も飼料稲にしていますので、飯米は他所のお米を買って食べています。正直な気持ちを言うと、「楽です」が、飼料稲を植えた田圃を元の水稲に戻そうとすると相当に難しいという話をききますので、本来の農家には戻れないのではと思っています。

飼料稲は肥の吸収が凄く地力を奪うのです。ですから、通常の水稲の倍の堆肥を入れないと良い飼料稲とはなりません。しかし、水稲に比べると作業量は少ないし、手元にお金も残るので農家にとっては有難いと言えます。飼料稲には、全農系と広酪系があり、広酪系は乳牛の餌になりますが、乳量も安定してきたと言われています。

時代が変わったと言えばそうなのかも知れませんが、和牛や乳牛が食べる餌が稲から作られる訳ですが、これも有なんだなと感じます。ですから、美味しい牛乳、美味しい牛肉になるのは当たり前だと言えるのではないでしょうか。もっともっと、宣伝しても良いんじゃないのかな。