どこへ行く日本

[ 2010年1月5日(火) ]

「どこへ行く日本」と言いたくなるのは私だけではないでしょう。国家の舵取りを政治主導で行おうとしている訳ですが、長年の官僚支配構造を変えることは思いの他大変みたいです。迷走を続ける鳩山内閣に対する風当たりも強くなってきていますが、頑張ってくださいよ!

アメリカもオバマを大統領に選んだのですが、冷え込んだ景気は中々戻ってきてはくれません。ブッシュが世界中で戦争を起こして、その尻拭いをオバマがする格好ですから、内患外憂というところでしょう。しかし、日本も海上での給油を中止する見返りは、民生支援という目に見えにくい分野なのです。恐らく、予算は相当にアップするのではと想像されます。

アメリカに上手くはめられたのかもしれません。東アジア圏構想なんて言ってみても、肝心の中国にその気が有るのか無いのか、中国だけが上手くやっているとしか見えません。こそこそとインドに出向いてみても、中国との関係改善が進んでいるインドは日本にはなびきません。岡田外務大臣が1人頑張っても、空回りということです。これまでの外交政策を一気に転換できるはずもありません。

経済一流政治二流と言われて久しいわけですが、経済もバックアップしてくれるところが不安定ですと、一流から転げ落ちるかもしれません。そうなると、こぞって産業が外国にでていく可能性が高くなります。国内でお金が動かないと経済は活性化しません。働く場所もない国に未来はありません。ぐちゃぐちゃにしてきた農業や林業が国の救世主みたいなことを言っても、誰が就業するのですか。

もっと具体的な行動計画を示す必要があります。絵に描いた餅をいつまでも眺めているほどの余裕はこの国にはありません。上意下達方式を何ら改善せず、末端に友愛を説いても実効性は低いのではないでしょうか。今は戦時下ではありませんが、国家の危機と捉えて行動されることを大いに期待するものです。

資料室に、はやし高正の抱負 2010 をアップしました!