ネット選挙

[ 2010年1月4日(月) ]

民主党がネットによる選挙運動を解禁する方向で検討しているとの報道に、やっとかいねと思うが、前進であることに間違いない。戸別訪問もできるようにこちらも改正するようだが、これは、参議院選前には成立させたいみたいだ。

公職選挙法の抜本的改正を期待するところだが、ザル法だから良いという理論もあり、簡単にはいかないかもしれない。しかし、自民党の若手をつなぎとめようとすれば、自民党も賛成に回る公算は大だ。小沢さんは選挙に勝つことが兎に角一番といい続けているが、選挙に勝たなければ何も出来ないのだから、至極当然のことであろう。

ネット解禁と言っても、既に解禁状態にあるわけだから、内容を充実するしかないだろうと思います。暫くは、試行錯誤が続き、動画を入れたり、意見交換ができるものを作ったり、百花繚乱状態になるかもしれませんね。その先は、選挙権の年齢引き下げがくるはずです。外国籍の人たちの参政権問題と移民受け入れ問題も当然、浮上することでしょう。

しかし、本当は議員個々人のスキルアップこそが政治改革だと思います。先日、松下政経塾のことを放映していましたが、ブランド化してきており、松下幸之助が求めていたものと少し違う方向に向かっているのかなと感じました。松下政経塾を出れば選挙に勝てると勝手に思い込んでいる輩が多くなっている現実。そうは言いながら、政党ではないが、政界で3番目に位置するグループだそうですから驚きです。

しかし、選挙のみに集中するという今の選挙制度を何とかしないと日本の政治はいつまでたっても二流だと思います。政治を住民の身近なものにする努力こそ政治家の使命ではないでしょうか。