凄い精米工場でした

[ 2017年10月29日(日) ]

企画建設常任委員会で視察に行かせていただいた、(株)舞台ファームさんとアイリスオーヤマさんが共同で立ち上げた、「精米工場」は何もかもが桁違いでした。恐らく、3.11が無かったら出来ていない精米工場だと思いました。

舞台ファームの針生社長自ら会社の成り立ちや方向性などを説明して下さったのですが、3.11によって、考え方が根底から覆され、一気に勝負に出たという感じの事を力説されました。こつこつと頑張ってきたものが失われ、残ったのは借金だけ。そんな時、アイリスオーヤマさんとのジョイントを閃いたのだそうです。

私がどれほど詳細に説明しても精米工場の規模や内容は想像できないでしょうが、精米能力は100、000トン/年間、倉庫収容能力42,000トンだそうです。建設事業費は80億円と聞いて、本当に驚きました。正に、世界に誇れる精米工場といえます。ちなみに、庄原市のコメ生産量は、約18,000トンですので、2.3倍のコメの収容能力といえます。

私が今回の視察で強烈に感じたことは、「発想の転換」です。アイリスオーヤマさんは、3合のパック詰めを市場に提案しました。我家は家族3名ですが、炊飯器は5合炊きにしましたが、米は30㎏袋で保管しています。毎日、精米したてのお米を食べれたらどうでしょう。ペットフードが発想のもとであったと聞き、ペットが先を行っていたと気づきました。