仕事納め

[ 2009年12月28日(月) ]

我社は本日、仕事納めです。家庭の主婦の皆さんですから、我家のお正月準備もあります。子どもさんは冬休みですが、実家に預けて働いてくださっている人もいます。子どもを育てながら働くことは、口で言うほど簡単ではありません。

しかし、会社を早くから閉めることもできず、周りの会社の状況を見ながら、仕事納めの日程を決めます。相手があっての仕事ですから、勝手に、「今日から休みます」とはなりません。昔、私が創業したての年末に、「今日で営業は終わります」的なことをお客さんに言ったら、「それはおたくの勝手やろう。うちは正月もやるから、元日にレンタルに来てくれ」と言われてしまいました。

そうなんですね、年中無休のお店や会社もあります。先日も、ある養護老人ホームで何気なく、「いつが休みですか」ってやってしまいました。「1日も休みはありません」と言われて、そうですよねとスゴスゴと後ずさり。病院もホテルも、刑務所もそうです。仕事納めというテーマで書き始めて、納められない職種の多いことに驚いています。ショッピングセンターも元日から営業が結構あります。

私の友人がこんなことを言っていたことを思い出します。世の中を忙しくさせたのは、宅急便だと。この業界も年中無休なんですね。物流が止まれば自動的に営業も出来なくなりますが、物流が動けば商品はでてきます。そうそう、養鶏家、酪農家の皆さんも年中無休です。これも、昔に養鶏家の方から聞いた実話ですが、「元旦に鶏舎に入ると、真っ白な卵がケージに並んでいるのを見て、因果な商売と涙がでた」そうです。

今書いた職業は、休みがないから成り手がないものばかりです。そう考えると、我社のダスキンは自分本位の商売をしていることになります。お客様の都合ではなく、自分の都合で仕事納めです。