流石は全国大会

[ 2017年9月11日(月) ]

9日から1泊2日で、第11回全国和牛能力共進会に出品された庄原市の和牛の激励に行きましたが、素人の私が見ても歴然とした体躯差がある様に感じました。高い場所から出品牛を比較すると、毛の色つやの違いもハッキリ分かります。

最初は分からないなりに眺めていたのですが、各県から応援にこられている畜産農家の方の寸評を聞いていると、何となく、「そういうことか」と理解できることもありましたが、やはり、飼育頭数の違いが結果に表れます。10万頭からの1頭は、とてつもない優秀な牛です。つまり、選び出して英才教育を施した超高級盆栽の様な牛とも言えます。

全国39道府県から513頭の和牛が出品され、第1区(若雄)から第9区(去勢肥育牛)までの各カテゴリーで争われたのですが、広島県出品の27頭は、残念ながらということでした。突然ですが、速報によると、鹿児島県が総合優勝だそうです。一昨日も見る限りでは、大分、宮崎、鹿児島が全てのカテゴリーで優れた評価を受けていましたから、順当ですね。

5年後の開催県は鹿児島ですから、連続優勝を狙ってくると思います。そして、宮崎も大分も、もっともっと努力されると思いますので、この3県の争いは熾烈を極めることになるでしょう。となると、広島県は10年以上のスパンで考えていく必要があると素人の私は思う次第です。かつては日本一の和牛の里と言われた庄原ですので、古豪復活を期待するものです。

審査結果です←クリック!