― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2017年8月29日(火) ]
今日は午後から、三次市川西にできた「川西郷の駅」についての勉強会に参加ておりました。新聞報道で読まれた方もあるかと思いますが、川西地区の実に85%の世帯が平均3万円出資して(株)「川西郷の駅」を設立して、地域の拠点を作られました。
川西地区は、昭和35年には3500人いた住民も、今では1126人にまで減少しているそうです。市の支所も撤退、JAも撤退、ガソリンスタンドも個人商店も全て無くなり、陸の孤島と化しました。そんな中、2005年7月に、「まめな川西いつわの里づくりビジョン」策定委員会が設置され、まちづくりが動きだしたのです。
そんな住民の地道な勉強から、魅力ある川西にする手段として、都市農村交流施設「ほしはら山のがっこう(上田小学校跡)」整備と運営組織を確立することができ、多くの都市に暮らす若い家族がIターンとして上田町に入ってきました。次は、地域生活拠点づくりということで新たな発想から、コンビニを核テナントとした、「郷の駅構想」が動き始めました。
そこで、冒頭にも書きましたが、住民が出資した住民の会社を設立し、7月21日にコンビニと産直市などがオープンしたのです。三次市も物心両面で全面的にバックアップし、JA三次も無担保・無保証で3600万円の低利の融資を実行するなどして実現にこぎ着けたのです。来年度は、生活交通を充実させ、本当の郷の駅になるそうですので、今後の進化に期待しています。
これから各地に、「川西郷の駅」をモデルとした郷の駅が誕生していく気配を感じました。素晴らしい取組ですね!
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