2年6月

[ 2009年12月22日(火) ]

土居健太に対する判決がでました。2年6月で、執行猶予5年が言い渡されました。裁判長が判決主文を読み上げる前に、説明がありましたが、結論から言うと、なんだかんだ理由をつけてみても、土居健太が行ったことは一般市民の信頼を著しく失墜させたというものでした。やはり、公務員という立場での詐欺は、許し難いということです。

306号法廷で、午前11時30分より始まりました。時間にすると僅か10分程ですが、人生のドラマを垣間見たようです。土居健太の御両親と奥さんが傍聴に来られていましたが、落ち着いておられました。求刑が3年で、判決は、2年6月。そして、詐取したお金は弁償しているが、犯罪行為そのものの内容があくどすぎるという判断から、執行猶予5年となったように感じました。これから5年間はいかなる罪もおかせない訳です。これからが懺悔の日日だと私は感じます。

これまでも業者からパソコン等を貰っていたことも述べられました。そして、今回の詐欺罪となった、山産との共謀による公金詐取へと展開していったのです。管理体制の不備も認めるが、そのことをいいことに犯罪を起こしたことは、どう言い訳をしても許されるものではないとも述べられました。すべて一人でやっていたとも述べられましたが、これでは、管理体制の不備という次元の問題ではありません。何か根本的な問題が潜んでいるのではないでしょうか。このことを解決することが、調査特別委員会の使命と感じました。執行者がする気がないのでは、土居健太が逆に可哀そうに思えます。

大学を卒業して役場に務め、結婚し子供もでき、順風満帆の人生を歩んでいた彼を狂わせたのは何だったのか。私は決して、物欲だけではないと思います。しばらくしたら、土居健太本人に会ってみようと思います。彼が考える組織について色々と聞かせてもらいたい気持ちがあります。庄原市は今日の判決を自分のことととらえ、新たな歩みを始めることを期待します。