「小池一強」

[ 2017年8月3日(木) ]

「安倍一強」とついこの前まで言われていましたが、昨日のニュースを見る限りでは、「小池一強」と今は言えるのではと思いました。次は国政に進出というニュアンスを感じましたが、勢いのある時は何が起こるか分かりません。

オリンピック問題や豊洲問題も何とかやり過ごした感じですので、小池さんの評価は安定しています。それに引き換え、安倍さんは何であれほどまで稲田をかばったのかと誰もが疑問に思っています。しかし、今回の改造人事は派閥を意識した、これまでの安倍さんの一本釣りとは真逆の人選です。そして、岸田さんが閣外に去ったことはポスト安倍の最有力候補間違いなしです。

自分の考える組閣ができなかったということでもあると私は思いますが、小池の足音が聞こえてくるだけに、挙党体制を演出する必要があったのでしょう。こうなると、衆議院の解散はと考えたくなりますが、野党も、今は困る状態ですから、任期ギリギリまで先延ばしすることも考えられます。まあ、北朝鮮が一段落しないことには何事も前には行きません。

小池さんをみていると、かつての小沢一郎さんを彷彿させます。色々な政治家の師に学びながら力を蓄えてきたのでしょうが、「したたか」な政治家に変身されたと感じます。自民党としては小池さんを再度、取り込みたいのが本音ではないでしょうか。