切実な要望

[ 2017年7月12日(水) ]

昨夜は私達の班の最後の報告会でした。会場は、山内自治振興センターだったのですが、報告の後の意見交換会で切実な要望が出されました。それは、イノシシやシカ、クマの獣害についてと、放置された空き家問題でした。

山内自治振興区は高齢者の見回りや、ブランド米「郷の夢」栽培などで先進的取組をされているところなのですが、国道から少し入った辺地では、耕作放棄地も増えてきており、そのために、イノシシやシカが我が物顔で散歩しているそうです。散歩だけならまだしも、農作物や果実は自由に取って食べるそうで、人間が柵の中で生活しているそうです。

更に驚きは、定期的に風を通しに帰られている空き家はまだ良いのだそうですが、放置された空き家は小動物の住処となり、周りの家にまで遠征する様になり、被害が発生するそうです。聞いてビックリだったのは、ムカデが大量発生していた空き家があったそうで、知らずに入ったら大事になっていたと言われていました。

私からすると、山内は三次に近く、平地が広がり、田園地帯というイメージだったのですが、悩みは同じということでした。ただ、区長さんが言われた、「ここは相扶園があるから助かっている」という言葉は説得力がありました。安心タクシーもそうですが、地域の高齢者福祉の拠点施設があることによる安心感は抜群ですね。

さて、報告会で頂いた課題の解決が私たちの仕事です。その中でも、獣害は耕作意欲を削ぎますので、喫緊の課題です。