山に行っていました

[ 2017年6月6日(火) ]

今日は仲間と三次地方森林組合が間伐をしている山に行ってきました。以前、視察に行った、京都府日吉町森林組方式を三次流にアレンジして作業されている現場を見て、「山主に利益を」という姿勢を感じました。

以前のブログにも書きましたが、京都府日吉町森林組合の労働生産性は恐らく日本一だろうと思われます。日本各地から視察が来られるそうですが、大抵は、「ここは日吉だから」とか、「湯浅さんだから」とかの言葉を残して帰られるのだそうです。つまり、我々にはできそうもないということを視察段階で言い訳されているのです。

どうして三次地方森林組合が日吉町方式の導入を決断されたのかは聞き忘れましたが、恐らく、コンサルからの提案だったのだと思います。多くの森林組合は、長年の経験と勘で山の施業計画などを立ててきました。間伐する立木にしても、人が代わればいうことも変わるという状況です。ですから、統一した施業プランを立てることは困難だったのです。

ところが、日吉町森林組合が考え出した施業プラン作成は、一定の現場訓練を受ければ可能となります。現に、今日の現場も、そのプランにより間伐されていました。直ぐに、全ての木を伐る皆伐ではなく、間伐しながら優良木を育て、それぞれの段階で収益をあげるやり方で山主に利益が残るのです。ただ、年数がかかるのは木の特性です。