選挙には魔物が潜んででいる

[ 2016年10月19日(水) ]

議員をしていると、「選挙」という文字を見ると、何となく憂鬱に感じます。口では色々なことを言いますが、やはり、選挙は正直、嫌です。選挙には魔物が潜んででいると言いますが、実際にそう感じたことが何度もあります。

「人の口には戸は立てらぬ」という諺がありますが、「林は大丈夫」という噂が流れ始めると、止めることができなくなります。この逆の、「〇〇は危ない」という噂は、流そうにも流れないから不思議です。ですから、選挙は奇をてらうことはせず、淡々とすることが王道と言えます。ですが、この淡々とが中々できないから、選挙は嫌なんです。

お隣の神石高原町では町長選と町会議員選が、どうも無投票であろうと報道されていますが、誰か思いつけば選挙となります。友人が町長選に名乗りを上げて頑張っていますが、正に、「人の口には戸は立てらぬ」を実感しているみたいです。彼は、3月末で役場を退職し、退路を断っての立候補ですので本気度が違いますが、そう評価する人ばかりではありません。

世羅町でも町長と町議の選挙が行われます。こちらは、町長選は現職と新人のガチンコ勝負ですから、町を二分しての戦いになるのではと勝手に想像しています。正にこれが、「人の口には戸は立てらぬ」の事例です。仮に私のブログを読んだ人が世羅に営業で行った時、「ええ勝負になるみたいですね」って言えば、聞いた人が次の人に同じことを言う可能性がでてきます。

本当は大差がつくと読んでいた人も、自分の私見を加えて、「接戦になってきたぞ」って言うかもしれない。選挙には魔物が潜んででいると言われる所以はこういうことです。