九日市(くんちいち)

[ 2007年8月9日(木) ]

今日は庄原の本通で市がたつ日です。「九日市(くんちいち)」と言う名の通り、毎月9日に開催されている、今ではファンもついて賑わっています。

私の大好きな蕎麦屋さんが出店しているので、ぶっかけそばの大盛りとおこわを頂いてきました。店内に入ると知り合いの方々ばかりで、「こんにちは」「こんにちは」の連続で、皆さんも蕎麦が目当てでおいでなんだなと直にわかります。彼の蕎麦は腰があって、風味も抜群で、本当に美味しい蕎麦です。

それから歩いて見ていると本ダラがありましたので、少々高くてもお盆用にと買いました。実は私は、タラを切り昆布などと煮て食べるのが大好きなんです。乾物屋さんが言うには、本ダラは品薄で中々私達にも手に入らなくなってきているとのことでした。

いつものキムチ屋さんや、刃物屋さんも来ておられました。今は寂れてしまった本通りですが、月に一度だけの賑わい空間が出現するという、不思議な雰囲気です。私は高校生時代に本通りのお店でアルバイトをしていた関係で、昔の土曜夜市などを知っているだけに、「昔は」という思いがありますが、昔に戻ることはできません。

昔はここは喫茶店だったなとか、ここは靴屋だったなんて思い出しながら歩きました。刃物屋、酒屋、衣料品店、食堂、食料品店、魚屋、文房具店、小ぶりのデパートも、毛糸屋もあったね、パン屋もあった。みなさん、思い出してみてください。