― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2009年10月6日(火) ]
いよいよ庄原市でペレット製造工場が稼動することになりそうです。工業団地の一角に建設されることになりますが、運営主体は、庄原市が2000万円、備北森林組合が700万円、その他発起人(計14社)1社50万円の合計3400万円の資本金の第3セクター(株式会社)です。
事業予算は、施設整備費187,139千円、備品購入費45,527千円、公有財産購入費29,589千円、出資金20,000千円、その他724千円で、合計282,979千円です。その財源内訳は、国(農林水産省)74,972千円、国(環境省)9,450千円、国(地域活性化・経済危機対策臨時交付金)58,239千円、県0円、起債(過疎債)134,300千円、一般財源6,018千円の合計282,979千円です。
つまり、庄原市が土地や建物、製造設備や車両などを全て用意して株式会社に貸与するということです。有償か無償かは未だに決まっていないということでした。資本金の約59%を出資する庄原市でありながら、先の私の一般質問(㈱庄原市農林振興公社)で繰り返し質した、株主としての権利放棄と同じことを繰り返すのではとは大いに危惧します。つまり、お金から物から全て用意して赤字になっても、何も言わないということです。
更なる驚きは、創業から3年間は赤字という事業収支予想で、資本を食うと言うではありませんか。この事業の成否を決めるのは、ペレットストーブとペレットボイラーの普及です。しかしながら、ペレットの販売単価が問題となっています。庄原市はキロ35円を目指すと言っていますが、県外から20円台で入る可能性も指摘されています。バイオマスタウン構想から提案された事業ではありますが、より慎重な対応が望まれます。予算関係は議決されているので、問題ないという当局の見解ですが・・
庄原市バイオマスタウン構想→http://www.city.shobara.hiroshima.jp/download/6368/baiomasutaunkousou.pdf
木質バイオマスを活用したまちづくり→http://www.city.shobara.hiroshima.jp/download/6905/biomassproject.pdf
中国新聞の記事→http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200904270139.html
« 前の記事 | | | 次の記事 » |