― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年1月7日(木) ]
電気の自由化によって、「お宅はどこの電気?」って会話が始まります。つまり、どういう発電で出来た電気を購入しているかということが問われる時代になるのです。環境重視派は、断然、再生可能エレルギーによる発電を支持することでしょう。
今年も月末からドイツに行きますが、ドイツではこんな会話は、至極当たり前です。今年行ったフライブルグでは、住民の反対運動で原子力発電所の建設を止めた経緯があり、自然に優しい、水力発電や風力発電、太陽光発電、木質バイオマス発電などが主流となってきています。そのために、市がエネルギー公社を設立して自前で発電や熱供給などしています。
そんな中でも近年は、木質バイオマス発電が凄い勢いで増えてきています。それも国策により、500KW未満の小規模の発電所が村単位で整備されています。今年は、ペレットのガス化発電装置では世界でNo.1の会社をニュールンベルグに訪ね、自社のペレット工場や電気と熱供給のモデル地区も視察することにしています。
更には、世界で初めて再生可能エレルギー100%を達成した村も訪ねる予定です。小さな村だから出来る取り組みとして、各家庭のボイラーを全て薪ボイラーにすることで、化石燃料とお別れでき、お金が外に出なくなりました。我家はオール電化ですが、オール電化は、電気を消費するための仕組みだとやっと気づきました。原子力発電所の余った電気の消費です。
名前は、エコキュートですが、決してエコではありません。割高キュートが正解です。
« 前の記事 | | | 次の記事 » |