― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年1月8日(金) ]
「敷信(しのう)は、凄いですね」って良く言われるが、どう凄いのかは言ってくれない。私が思うに、これは長年かけて出来上がった、一種の「敷信ブランド」ではないだろうか。その功績は、故永山忠則さんまで遡る。
永山忠則と書いても、ご存知の方は少ないでしょう。生家は、敷信みのり保育所の直ぐ近くに今も残っていますが、昔の大地主さんでした(詳しい略歴は←ここをクリック)。私が小学生の時に自治大臣になられ、鼓笛隊でパレードをしたことを今でも覚えています。正に、郷土の誇りって感じでしたね。
永山先生は、帰郷の度に若者を集めて、「自治」について話しておられたそうです。その頃の教え子が今では90歳前後となっておられますが、その2世達が今の敷信を引っ張っているのです。今では庄原の定番となっている「広島菜漬」も敷信村農業会(農協)が始めたそうです。板橋保育所も、県内で最初にできた公立保育所で、現在のみのり保育所の母体です。
「自治」と言えば何となく分かったつもりになりますが、「自分たちのことは自分たちで」が基本だと私は考えます。ですから、敷信は長年かけて、自立した地域づくりを実践してきた地域といえます。実は昨夜、ある地域でそんな話になったのですが、その地域もブランディングに成功したと私は感じています。人が育ってきています。
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