釈然としない特別委員会

[ 2015年11月16日(月) ]

結果として、「長期総合計画に関する調査特別委員会」が12月議会で議長発議により立ち上がるのだろうが、今日の議員全員協議会での議長による説明を聞く限りでは、何故、立ち上げる必要があるのか私には理解できなかった。

閉会中の継続審査として総務財政常任委員会が長期総合計画を審議している最中に、12月議会で審査経過等を報告して継続審査から外すことになっているとの説明だったが、委員長には闇討ち状態で、「特別委員会を作る」と一部の議員が画策したみたいだ。今日の午前9時から長期総合計画策定委員の最後の会合が開かれ、計画案が纏められたみたいだが、何故、特別委員会なの?

庄原市の10年後の人口は何人になるのかという重要なポイントの議論はおざなりにされ、耳触りのいいキャッチフレーズばかりが目立つ長期総合計画かも分からないが、議会で人口議論らしいことをしたことは一度もない。働く場の確保と口々に言えども、具体的に産業興しの提案をした議員は何人いるだろうか。

3月末までに国に提出する地域版総合戦略と長期総合計画はリンクするのが筋だと思うが、「地方版総合戦略の策定に議会は十分な審議を行うことが重要」と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の参考資料にあるが、そんな話は全く出なかった。議会としての押え所が違うのではないだろうか。