― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2009年1月16日(金) ]
ガミさんが、長靴が欲しいというので友人の靴屋に買いに行った。新製品だと見せてくれた長靴には、ちょうつがいの様に折りたためる滑り止め金具がついていた。中々の優れものだったのだが、サイズが無く諦め、子供用の赤い長靴を買った。
「長靴がよう売れたろう」と向けると、「降るのが遅すぎる」という返事だった。それと、どのメーカーも在庫が無いので、売りたくても売れないということもあるようだ。長靴までもトヨタの看板方式かいね。私も滅多なことでは長靴を履くことは先ずないが、雪や大雨は長靴のものである。しかし、学生はどうしたことか、長靴を履こうとはしない。
昔々のブログにも一度書いた記憶があるが、長靴の思い出である。私が小学生のころ、雨が降ると長靴を履いて傘をさして学校に行くのだが、学校から帰るときが楽しみなのである。長靴の中は水だらけで、傘はジョーゴ状態でバラバラ寸前、つまり、小川に入って遊びながら帰っていたのです。昔は、傘の修理屋さんが巡回して来ていました。
濡れた長靴は帰ってから洗って干すのですが、当然乾きません。次の日も雨なら、長靴に新聞紙を入れて履いていくのです。冬に雪が入って濡れた長靴は、学校のだるまストーブで乾かしていました。これが結構臭うんですね。あの、ゴム独特の臭いは今では懐かしいですね。手袋やカバーなどもストーブの周りで乾していました。
穴をつくろったソックスや、穴があいたセーターは当たり前の時代でした。真っ赤なほっぺをして、青はなを垂れながら、雪合戦をしたものです。手や足はしもやけで、かゆくてかゆくていけませんでした。栄養が十分でなかった時代です。ハンドクリームなんてありゃしません。雪の季節は、手作りの竹そりや竹スキーで坂道を滑っていました。今でも作る自信はありますので、作ってみようかな。
« 前の記事 | | | 次の記事 » |