商店街

[ 2009年1月17日(土) ]

選挙の時だけ「商店街」と、言うなかれ。

商店街を元気にしますとか、商店街を再生しますという方々にお聞きしたい。どういう方法で元気にするのですか?どうやったら再生できるのですか?選挙運動の題目で言うのであれば、具体的な再生方法を示すべきです。西城の事例は年末のブログに書かせてもらいましたが、商店がなくなっています。

西城は庄原に、東城は神辺に、高野・口和は、三次にと買い物に行かれているのではないでしょうか。自動車に乗れない方々は、生協や農協の宅配を受けておられます。どうやったら域内循環できるのかということを真剣に議論しない限り、商店は廃業されます。では、ショッピングセンターは生き残れるのかと言うと、中途半端なところは非常に厳しいのではと考えます。

私の友人がいつも言います。道が良くなれば人は外に買い物に行くと。魅力ある商店街とか、言葉遊びはいくらでもできます。大資本を持ったところしか生き残れないのでしょうか。私は奥出雲町の横田と仁多に良く行きますが、不思議な魅力がある町です。岩田一郎町長曰く、丁度いいサイズの町なんだそうです。丁度いいサイズ、これがキーワードだと私は思います。

横田と仁多が切磋琢磨しているのです。合併して奥出雲になったことを上手に活用して、前よりも元気になっています。循環する仕組みが出来上がっているのです。美味しいそば、美味しい豆腐、美味しい肉と、それぞれが勝手に動くのではなく、連携しています。国・県の補助金の活用も見事です。「真似ることは最大の創造」という言葉がありますが、成功事例に学ぶなら徹底して学ぶことです。

商店街にならなくても、お店で生活できる道を探ることが必要です。売れないのに残せでは絶対に無理です。キラリと光る個性的なお店作りというか、今ある環境を最大限に生かす業種に絞り込むのも方法だと思います。域内で共存できるお店作りということかもしれません。