生き残れる自治体

[ 2014年6月15日(日) ]

広域で合併した庄原市は自治体間競争では不利と言わざるを得ません。それは、行政が担うサービスが多すぎるからです。道路の維持管理経費だけでも大変な額になりますし、乗る人が非常に少なくても生活バスは走ります。

どうしたら庄原市は生き残れるのでしょう。これまでの様に、「お金を下さい」と中央省庁に陳情に行った場合を想定してみると、「自分のまちのことは自分たちで考えて下さい」って直接は言われないまでも、やんわりと断れれると思います。では次に、我がまちは、こんな計画を立てましたので、補助金をつけてくださいと陳情した場合。

そうですね、全国のまちからも同様なお話が来ていますって、またしてもやんわりと断れることでしょう。大体、この程度の自治体では生き残れませんよね。だったら、自分たちで動くしかないでしょ!あるものを活かすしかないでしょ!「木の駅」だって最初から上手くいったところなんてありません。しかし、知恵を出すと何とかなるから不思議です。

働く場の提供とは、産業の創出です。山の木は伐っても次が自然と育つ仕組みになっています。森は木を伐ってこそ守られると言っても過言ではありません。生産(供給)と消費(発電)の創出による地産地消に早期に取り組むことで生き残れる自治体になれるかも知れません。隠岐の海士町は、徹底的に海にこだわって成功しました。

庄原市が生き残る道は、徹底的に山にこだわるべきだと私は提言します。