農政問題

[ 2014年2月23日(日) ]

今日は午後2時から地元、板橋東営農集団の総会が開催されました。「これからどこにいくのか日本の農業は」というテーマではありませんでしたが、我々の代で農業は終わりだという、そんな声が多く聞かれました。私は、かなり本気の声と感じました。

営農集団のオペレーターの高齢化問題もありますが、所謂、補助金の行方によって営農集団そのものの存続問題が浮上してきます。それは、国の減反政策が大転換するからです。減反しなくても良いですよとおっしゃいますが、経済原則からすると、生産量が増大すると価格は下がります。そんな単純な無謀なことを政府がやるとは思いませんが、制度設計が見えてきません。

食糧安保ではありませんが、食料を外国に依存している国って怖いですよね。作物は気候変動の影響をもろに受けますから、作物ができないことだってあります。今年のお米はできませんでしたら、何か他の食料を食べてくださいなんてことも現実に起こるか知れません。そんなことで我々は日本国に生まれ育って生活しているのでしょうか。瑞穂国と言われる所以はどこにあるのでしょうか。

お金をかけてでも守らなければならないのが主食である米(稲作)ではないでしょうか。私はこれまで何度も書いていますが、命を守る食糧に直接支払による補助金を入れる。その財源はその食料を食べる国民が負担すべきであるというものです。口では安全安心な食糧と言いながら、安い外国産を食べていたのでは自国の食料は消えて無くなります。

そのためには、国産は安全安心である補償がついている分は割高だと理解してもらえる生産体制も必要です。