― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年8月2日(土) ]
昨夜、尺田に着いた時、旧熊野小学校に人影があるではありませんか。何やら運んでいる様子です。夏休みの林間学校かなと思って行ってみると、どこから来られたのは分かりませんが、吹奏楽団の人たちでした。県民の森に泊まって、楽器と人間は小学校に来て練習ということだそうです。
私が前回お邪魔した時に、「吹奏楽の人が来て練習してならええのう」と言って帰ったのですが、同じことを考える人がいたのです。学校で宿泊できたら、泊まり込みで合宿形式で練習されることでしょう。広島市内の予備校の夏合宿だってできますね。たちまちここに無いのは、お風呂です。「誰がそんな予約を取るのですか」という質問がでました。興味が出てきた証拠です。
私は熊野神社のことを何度も話しました。これほどの財産は他所にはありませんから、是非、活用しようではありませんかと。問題は、リーダーです。「やねだん」の豊重館長みたいな犠牲的精神で行動するリーダーが必要なんです。私たちは仕掛けることはできますが、後は尺田の住民にお任せです。兎に角、話し合いをすることですと申し上げました。話し合った末に出た結論であれば、なんら問題ありませんし、結束は強くなります。
ここだけが限界集落ではありませんし、あなたたちは悲劇の主人公ではありません。どこの誰も抱えている問題なんです。
私の家から尺田まで車で35分かかります。尺田から庄原市内に勤めに通っている人も結構います。思いようによれば、近いものです。冬の雪だけが邪魔といえば邪魔ですが、雪の降らない土地の人から見れば、魅力かもしれません。環境を変えることはできないけれど、自分を変えることはできます。要は、知恵を出せということです。そのためには、外国人の知恵も借りようじゃないですか。庄原市内にいるALTを熊野神社サミットと称して、「神」について議論してみてもらいましょう。
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