過疎に歯止めはかかるのか

[ 2008年8月1日(金) ]

今晩は、西城の尺田地区で住民の皆さんと話し合いを行います。会派による議会報告会で提案した旧熊野小学校の活用策について、より具体的に話し合うためです。県庁に行って相談してきた、私と溝口議員の2人が出向きます。

限界集落とか消滅集落とか、好き勝手を言っているが、生活している人がいるのだから、行政の責任を放棄することはできない。しかし、自助・共助という観点からも考える必要があることも認識している。私が最初に尺田に行くことになったきっかけは、小学校跡地問題だった。しかし、尺田には熊野神社などの歴史的財産が多くあることを知り、「なんとかなるで」と感じるようになってきている。

あれほど立派な熊野神社が残っているだけあって、「地域を守っていこう」という気概を感じました。しかし、段々と減っていく人口から、「もう、無理なんじゃないか」という不安が頭をもたげてきていることも事実です。後継者に住めと言えない現状についてのお話も沢山うかがいました。価値観が違いすぎる若い世代に対しての接し方にも悩んでおられました。

尺田の一番の問題は、冬場の雪だと思います。尺田には豊富な水が流れる川がありますので、その水を活用して融雪装置を考えればと思っています。落差を利用すれば、最小限の動力で水を流して雪を解かすことができるのではないでしょうか。観光とか集落の活性化なんて必要ない、住み続けられる環境を整えることが一番です。私はこんなところから話したいなと思っています。

そして、県が進めている森づくり県民税の活用です。豊富な森林資源を大手資本に頼らず整備するやり方を見つけたいと思います。都市部から住民を引き上げて、仲間になってもらうのです。その活動拠点が旧熊野小学校。目指すは、世界遺産!