炭焼きも大変です

[ 2013年5月11日(土) ]

板橋さとやま学びの森の炭窯に材料を入れる作業を一日行いました。午前中は5名でしたが午後からは4名となり、終わるかなと思っていたら何とか5時には詰め込みが完了しました。火入れは14日を予定していますが、興味のある方はおいでください。

皆さん、BBQパーティーで使う炭はどこで購入されていますか。大抵、ホームセンターだろうと思いますが、満足度はいかがでしょうか。私たちの炭は、自分たちで山の木を切り出して自分たちで作った炭窯に入れて焼いた炭です。何が違うか?実際に炭を熾してみると違いは歴然なのですが、嫌な煙が出ない、火力が強い、火持ちが良い。それは材料が違うのと、焼き方が違うからです。

今から50年ほど前までは、煮炊きは薪であったり炭でした。子供の仕事は、風呂に水を入れて(水道がない)たきぎや薪で風呂を沸かしたり、かまどでご飯を炊いたりすることでした。そして、家族で山に行ってたきぎを作るのですが、小枝を拾い集めるのは子供の仕事でした。冬場の仕事は炭焼きで、こたつは当然、炭を熾したものでした。

それがいつの間にか、ガスや電気が現れ、今では炭焼きが産業だったなんて言っても誰も信じてくれない時代となりました。信じれないでしょうが、炭検査官がいて炭の検査が行なわれていたのです。そして県の職員が炭窯の作り方を指導して歩いていたのです。広島県1号窯とか2号窯なんていうのがあったそうです。ちなみに、学びの森の窯は、3号窯を模して作ったものです。