先行き不透明

[ 2011年5月2日(月) ]

中国新聞の視点2011に「バイオマス事業 先行き不透明」の大見出しが踊っていました。4月1日に事業継続を発表以来、1月が経過しましたが、議会にも市民にもその後の経過報告は一切ありません。

「これ以上の市費の投入は避けること」と、調査特別委員会の報告書に明記しているにも係らず、エタノール実験機器を買い取り、更にエタノールの研究を続けるとは何事かと議会は執行者に抗議しましたが、返答はありません。更に、東城のチップボイラー事業を継続とありますが、灯油ボイラーに切り替えているではありませんか。

昨年のジュオン問題が発覚すると直ぐに、私は「東城のボイラーに関してはジュオンを訴えろ」と発言しました。契約不履行は明白ですから、至極当然のことです。新聞には、市がジュオンから無償でチップボイラーを引き継ぐとあるが、補助金を受けたのはジュオンであり、付け替えが許されるのであろうか、甚だ疑問に思います。

共同事業と言いながら、市は被害者みたいな態度をとり続けていますが、共同という言葉は、二人以上の者が力を合わせること(広辞苑)をいいます。一緒にやって失敗したけど、補助金返還だけが嫌で、ズルズルと引きずっているというのが本当のところではないでしょうか。

いつまでも策を弄するのではなく、早期に物事のけりをつけるべきだと私は考えます。昨日も三次市の複数の市民から、あんたのまちはやるべきことの優先順位が違うから、ああなったのではないかと言われてしまいました。議員として恥ずかしいと同時に情けない思いで一杯でした。しっかりしろ!はやし高正!