荒れた田圃の再生は

[ 2007年11月10日(土) ]

昨日のブログに比和に行ったと書いていましたが、実はお米を求めてやってきた中国の友人を案内していったのです。中国からの研修生に販売する、安いお米を探しているのです。

これは書いたか書いていないか記憶にないのですが、日本に着いたばかりの研修生はお金がないので、くず米でも喜んで食べるのだそうです。そして、段々と収入が増えるに従って、まあまあ普通のお米を買うようになるのです。しかし、まあまあと言っても安いものでないと買えませんから、古古米でも安ければ問題ありません。

中国の友人と話す中で、あなた達がお米を作ったらどうかねと冗談半分で言ったのですが、機械もないし、技術もないので、出来ませんと言われてしまいました。しかし、これは突飛な話しかもしれませんが、中国の労働者が日本でお米を作るというのはどうでしょうか。日本人が耕作放棄した田圃や畑であれば、何ら問題ないのではないでしょうか。

防衛問題まで持ち出す人はいないと思いますが、お互いにメリットのある話だと私は思います。これほど中国からの研修生を受け入れているのであれば、食べ物だって研修生が作ってもいいじゃないですか。そして、そのできたお米を中国に輸出することで、国際分業論が成り立ちます。工業製品は中国で、農業は日本で行う、夢のような話が現実となります。

農業も林業も日本人からは敬遠されるのであれば、国土が荒れて作物が出来なくなるくらいなら、中国人が耕作することには何ら問題ないと私は考えますが、おかしいですか?

古古米でも構いませんから、お米を安く分けてください。30キロ3000円以下なら大喜びです。