米価に独自補償

[ 2010年10月1日(金) ]

今日は午前中の本会議に続き、午後から決算審査特別委員会が開催されました。3つの分科会に分かれて審査した内容を、各主査から報告を受けて採決となりました。採決の結果、全ての議案が認定されました。

主査の報告には個性がでます。丁寧に全ての事項を報告される人。本当に重要事項のみを報告される人。その中間の人と、本当に個性的です。基本的には副主査が書いたものを主査が報告することになっていますから、副主査の個性ということになります。最長30分の大演説をされた主査がおられましたが、書かれているのですから読まざるを得ず、事前の打ち合わせが無かったのでしょうね。

今日は一つの大きな追加議案がありました。JA庄原が米の買い入れ価格に30キロで700円補助金をつけるというものですが、その二分の一を庄原市が負担するというものです。結局、350円づつ折半するということですね。その庄原市分の総額は、1億2千7百75万円です。財源は一般財源ですから、全くの市民の税金からとなります。表立った議論はありませんでしたが、影では相当に議論していました。

しかし、生産者からすると、今年の新米の買い入れ価格では生産意欲は起きません。米作りを諦める人が出てくるのではとも言われています。民主党の農政では駄目だと隣の公明党が言っていましたが、その公明党の農政も素人です。市場原理主義と言われていた小泉さんが全て悪いとは言えないでしょうが、今の米価に納得できる農家はいません。米までデフレではたまったものではありません。

都会育ちのお坊ちゃんやお嬢ちゃんに農政は無理でしょう。机上の論理では農業は語れませんが、このままでは日本の農業は消えていきます。その結果、自然のダムが決壊して大きな災害が発生するようになります。環境税の導入も喫緊の課題ですね。