雨が降らんですね

[ 2025年8月4日(月) ]

集落の溜池の水位があと僅かとなっています。このまま雨が降らないと完全に干上がってしまいますし、当然、田圃も干上がります。殆どの田圃は飼料稲(WCS)を植えていますが、飯米を植えている方もおられます。

二つの溜池があるのですが、大きな方はまだ何とかという感じですが、小さな方は底が見える状況です。木曜日は雨マークがでていますが、少しでも良いから直ぐにでも降って欲しいというのが正直な気持ちです。昔なら池の土手に集まって協議するのですが、今はLINEグループで協議しています。

私が子どもの頃ですから今から60年くらい前だと思いますが、溜池の水が厳しいので小川を堰き止めて溜まった僅かな水をポンプで溜池に送っていたことがあります。稲を枯らすことは死活問題ですから、必死だったのです。当時は構造改善もしていませんから、水路も素掘りで漏水も相当にあったと思います。

ゲリラ豪雨は確かに大雨は降りますが、殆ど地面に滲みこまず地表を流れてしまいますので、溜池には思ったほど溜まりません。それこそ大昔なら、「雨ごい」の神事をしたり、千把焚きをしたでしょうが、生計に占める水稲収入の割合は小さくなっており、「運命を天に任せる」ことになります。

このまま雨が降らない状況が続けば、溜池に依存している稲作農家は正に干上がってしまいます。