子供会活動について

[ 2024年8月28日(水) ]

昨夜の「市民と語る会」のテーマの中に「少子化による地域の子供会活動の減少への支援」がありました。庄原自治振興区には33の子供会があるそうですが、13の子供会は現在、活動していないそうです。

それぞれ事情を抱えての子供会ということは理解できますが、私は皆さんの意見を聴きながら、「私の認識とかなりかけ離れている」と感じたところです。私が育った地域の子供会活動と他地域の子供会活動を比較したことがなかったのですが、私たちの子供会は自主性を重んじる、大人の支配を受けない子供会だった様に思います。

そもそも、板橋東には今の敷信自治振興センター前の駐車場に公民会がありました。木造二階建てで結構古かったと記憶していますが、割と自由に使っていました。子供会の例会があったのかも忘れましたが、年間行事予定を立て、それに沿って活動していました。誕生会やクリスマスパーティーなどもやっていましたね。

大人たちは滅多と現れず、多額な予算を伴う日帰り旅行などの話し合いの時には大人の役員も来ていました。廃品回収も自分たちで企画して集め、業者に販売していました。お金は勿論、活動費に積み立てです。確か、中学生になったOB会員が来て、小学生の指導的役割をしていたことを、今、思い出しました。

そんな子供会がいつから何もしない子供会になったのかは分かりませんが、廃品回収の回覧に、「瓶ビールのケースがあれば下さい」には呆れたことがあります。恐らく、廃品回収で活動資金を確保することとなり、大人の仕事になっていったと想像されます。それと段々と豊かな社会へと変わっていった(高度経済成長)時代でもあったと思います。

現代の豊かな時代の子供会活動とはどういうものかという議論を先ずはすべきであり、過去の子供会活動はあまり参考とはならないと思います。子供の人権ということを考えれば、自分たちのことは自分たちで考えるのがベターです。親はあくまでも傍観者であり、主役になってはいけません。

長くなったのでこの辺で終わりますが、長年、小中高の学習塾をやっていましたのでまんざら子供会活動部外者とは言えないと思っていますので、チャンスがあれば意見交換してみましょう。