地域生活交通問題

[ 2024年8月2日(金) ]

調査特別委員会を立ち上げた「地域生活交通問題」ですが、私と坂本副議長、谷口議員の3名が、タクシー事業者が午後8時以降の営業を止めた、所謂、「タクシー問題」を重点的に調査・研究しています。

1回目の調査では、タクシー事業者を訪問して営業状況を聞かせていただきました。各事業者さんが異口同音におっしゃったことは、「運転手がいない」でした。確かに、年々、保有するタクシー台数は減っています。人口減少社会ですから、利用者が減るのは当然ですが、運転する人も減っているのです。

そして皆さんおっしゃるのは、タクシーは、「儲からない」、「赤字だ」です。しかし、3社とも学生等の送迎の委託を受けていることが経営に寄与しているのは間違いないと言われました。額面通りに受け取れば、タクシーの赤字部分を市の委託事業で補填しているという構図かと思われます。

タクシーを利用されている主な客層は、高齢者です。運転免許を持たない(返納した)高齢者の買い物や通院は主にタクシーが担っているのです。観光客の利用はと聞いても、「観光客が乗ることはない」と即答されました。学生と高齢者の送迎という少子高齢化社会の一つの縮図であるタクシー事業ともいえるかも?

夜間タクシーが無くなって本当に困っている人はどこにいるのだろうか?ということで7月29日には、庄原消防署、ラ・フォーレ庄原、庄原赤十字病院、西城市民病院、備北交通を訪問してお話をお聞きしました。内容は明日の心だ!ということで、明日のブログに書かせていただきます。