草刈三昧

[ 2023年9月25日(月) ]

昨日は溜池の土手の草刈、宮掃除で草刈、漆畑の草刈と、正に草刈三昧でした。溜池の土手の草刈は、年々作業する人が減っており、利用がない助池(メインの池のサブ)をひとつ廃止してはという話し合いを始めました。

以前は14軒の農家が草刈りや溝掃除をしていたのですが、今では9軒となりました。暫くは9軒は維持できると思いますが、後継者がいない私ともう1軒は10年先は分かりません。となると、効率を考えた溜池の維持管理体制を今から考えておかないと水稲の作付ができなくなる可能性も出てきます。

その解決策というか地域に就農者を入れるために漆を植えることを決めたのです。今なら漆畑の草刈作業を非農家の方も協力して貰えるので、10年の間に漆と農業で生計が立てられる人材をリクルートし育成することを目指しています。昨日は刈り幅80㎝のハンマーナイフモアーの試運転をしたのですが、作業効率は格段にアップしました。

近い将来、個人で自分の田圃や畑を維持管理することが厳しい時代を迎えるのは間違いありません。私たちの地域はイノシシ対策等を全て地域全体で行っていますが、不在地主さんの家の周りに電気牧柵を設置する時には草刈からする必要があり、いつも将来はどうするかという議論があります。

夢物語と思われるかも知れませんが、作業しても一銭にもならない漆畑の維持管理ですが、早くて10年後、漆の木から1年に1回だけ漆液が200㏄だけ摂れます(単価は調べてみて下さい)。今年、200本漆の苗木を植えました。来年も200本植えることにしていますが、作業量は倍になります。夢と現実の狭間で悩みはつきません。