― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2021年11月8日(月) ]
以前から山のバッファゾーンに漆を植えると書いていましたが、昨日、仲間と岡山県赤磐市で活動されている「笹岡の里の漆を守る会」にお邪魔して漆について懇切丁寧にご指導いただきました。しかし、漆って面白いです。
「漆を守る会」会長の坪井さんと副会長の友次さんが対応して下さったのですが、本格的に漆の栽培に関わって7年程だそうです。きっかけは、2015年に笹岡地域で漆の原木が発見され、嘗てこの地で漆が栽培され漆文化があったことが判明し、赤磐市市民活動実践モデル事業として「笹岡の里の漆を守る会」が組織されました。
会長の坪井さんは塗装関係の会社を経営されており、職業柄、漆の知識はあったそうですが、栽培については全国各地の産地に出向き技術習得に努められたとおっしゃっていました。そんな試行錯誤を経て、ここ数年でやっと栽培方法が確立できてきたそうですが、鹿が漆の木の皮を食べて木が枯れることが現在最大の課題だそうです。
漆の圃場を見せていただき、これまでのご苦労が理解できました。つまり、最初は休耕田で栽培を試みられたのですが、水田は基本的に排水が悪く木が成長せず、失敗。現在は日当たりが良く水はけの良い畑や休耕田で栽培されており、軌道に乗ってきていると感じました。私たちに栽培のノウハウを惜しげもなく教えていただき、感謝感謝です。
お土産で頂いた漆の根や苗木を今朝早速、我家の畑に移植しました。日当たりも水はけも問題ない畑ですので、活着すると信じています。植えた様子はときどき写真日記に載せていますので、ご覧下さい。
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