市民と語る会

[ 2021年11月9日(火) ]

11月1日から始まった「市民と語る会」ですが、私が所属する2班は11月5日に口和自治振興区が1回目で、昨夜は東自治振興区で2回目を実施しました。口和と東はそれぞれ異なったテーマで実施しましたので、概要を書かせていただきます。

口和から頂いたテーマは、農業振興と観光振興についてでした。農業と言っても、WCS・米価・集落法人の現状と将来性について。つまり、米価の急落を受けて、このままでは農業で立ち行か成るという危機感からのテーマ設定です。口和のかなり詳細なデータも準備されていましたが、高齢化により集落法人が担い手としてやっていますが、個々の農家は衰退している現実があります。

観光振興は、モーモー物産館・鮎の里の現状と将来設計についてですが、二つの施設とも経営的に厳しくなり閉鎖されてしまいました。モーモー物産館は11月1日より新しい指定管理者によって再開され、口和の人たちも喜んでおられますが、楽な経営ではないみたいです。鮎の里についても指定管理者が手を挙げられるみたですので、一安心と皆さんおっしゃっていました。

昨夜の東自治振興区のテーマは、自治振興区と市役所の役割分担でした。田辺区長は現在、連合会の会長でもあり、前々から思っていた、自治振興区と市役所の役割分担を議員と協議してみたかったというのが設定の動機だそうです。昨夜の参加者の多くが自治会長さんたちだったのですが、「仕事が多すぎる」と口々に言われていました。

合併して市役所の職員が年々減っていったことも原因だろうけど、市役所から自治振興区・自治会に下請けが常態化しているのではないでしょうか。区長が説明されましたが、地域包括支援課、税務課、市民生活課、生涯学習課等、まだまだ色々な課から依頼・連携がなされているそうです。更に、社会福祉協議会からの依頼も多いと言われていました。

人口が1万人から減っていながら、やることが何も変わっていないのは問題ではないでしょうか?働き方改革と言いますが、市役所、支所、自治振興区の改革をすべきです。企業はコロナ禍で、働き方を大きく転換してきています。出来ない原因を並べるのではなく、できる方法を考えましょう。昨夜の会場で、「どうして市役所の職員は夜遅くまで働くのか」という声がありました。