― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2021年10月25日(月) ]
前々から、農業も林業も漁業も知らない国会議員ばかりと書いていますが、自民党は農村票では当選できないと判断し都市部へとシフトしています。地方創生と言いますが、どこをどう創生するのか、具体策がまるで示せない自民党です。
示せない理由として①選挙の時だけ現場にやってきて、「自民党は皆さんの味方です。支援させていただきます」と言うけれど課題の本質が分かっていないのでお金だけの話で終わり②政策決定する官僚は課題解決の方策は分かっているが自民党国会議員に説明しても理解して貰えない③そもそも、僻地の創生なんて興味がないというのが本音である。
では野党の候補者も地方創生と声を張り上げでいるが、どうなんでしょうか?自民党よりは田舎生まれの田舎育ちの人が議員を目指しているのですが、選挙に勝てない現実があります。その根本原因は、住む人が少ないということは票が少ないということです。これも何度も書いていますが、田舎の意見は中央には届かない仕組みになっているのです。
今年の米価は皆さんもご存知の通り、来年は稲作を止めようかというくらい下がってしまいました。これまでも趣味の稲作と家族に言われながらも機械を買ってやっていた人たちが本気で、「機械も買えない」と言っています。結果として耕作放棄地がドンドン広がります。イノシシやシカの住処が増えていきます。熊もでます。
自国の食糧を他国に依存している現在の日本をどう思いますか。米・小麦・トウモロコシの自給率が約98%と言われている中国ですが、現在問題になっているのは食料自給率の低下です。中でも大豆は、国内消費の85%を輸入に頼っています。更にここ近年、トウモロコシの輸入が約3倍と増えてきています。背景にあるのは食生活の変化です。
世界で生産されている主要な穀物が中国によって爆買いされることで生産国の穀物倉庫は空になり、中国に大量の在庫があるという信じられないことが起きているのです。ミサイルがどうのこうのと言う前に、生産物直接支払制度を導入して国民全体で農業を支え、国を守るという国家にする必要があります。
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