公共交通の危機

[ 2020年5月3日(日) ]

これほどとは想像していませんでしたが、全国の公共交通が今回のコロナ騒動で大変なことになっています。先月23日開催の企画建設調査会で、備北交通の高速バス減便と売上減について具体的数字を示して対策の必要性を訴えましたが、急がないといけません。

県内のバス会社の運行状況が分かるHPがありますので、ご覧いただきたいと思います。備北交通も既に高速バスの運行が半分程度になっていますが、更なる減便となると、既に運転手の方々も交代で休んでおられますので、厳しさは増していきます。

オーストラリアのある航空会社は倒産との報道がありましたが、どの航空会社も大変な状況にあることは間違いありません。風が吹けば桶屋が儲かる論法ではありませんが、世界経済は予測不能の急減速です。今朝の中国新聞記事にもありますが、このまま公共交通の減便等が続けば、コロナ収束後には公共交通がなくなっているということが起きるかも知れません。

企画建設常任委員会としても再度、調査会を開いて今回の新型コロナウイルス問題による経済界全般における影響を再調査する必要があります。庄原市だけで対応できないものについては、県や国に支援を要請する必要があります。直接、霞が関に行ってお願いすれば良いのですが、移動自粛ですので、電話でお願いするしか方法がありません。国会議員の先生も早くWEB会議ができる様にしてください。