政治と金

[ 2019年12月29日(日) ]

IRを強力に進めていた秋元司衆議院議員が収賄の疑いで逮捕されましたが、逮捕者は更に増えるのではないかとみられています。しかし、本丸まではたどりつけず、「蜥蜴の尻尾切り」とも言われていますが、政治と金の問題は後を絶ちませんね。

広島県でも河井夫妻の金銭問題が今日も中国新聞に大きく取り上げられていました。妻の杏里氏が支部長の同党支部が、陣営の一員として選挙運動した男性会社員に約86万円支払っていたことが分かったそうです。男性会社員は、「選挙前、克行氏から直接支払いの申し込みがあった。選挙中に支持固めをしたことへの支払いだと思った」と証言したそうです。

今回の金銭問題が運動員買収に当たる可能性があり、「連座制」が適用されるかが注目されていると言われていますが、河井夫妻は明らかに公選法違反と私は思います。一般の社会では全く理解できない雲隠れに対して報酬が支払われていることにも強い憤りを感じます。不逮捕特権か何か知りませんが、恥もないのでしょうね。

話をIRに戻しますが、本当に統合型リゾート施設内にカジノを作る必要があるのでしょうか。私はMICE施設の様なものなら広島市内にも誘致すべきと考えますが、IRの肝はカジノです。今考えると、11月に行った綿陽市で行われていたアメリカ資本による大規模リゾート開発は、統合型リゾート施設ではないかと思います。滅茶苦茶、大規模でした。

ここは一旦、IRは中止すべきです。大した議論もせず、カジノありきの統合型リゾート構想が動きだせば、外国資本が入り、地域は繁栄どころか観光客等の流れが変わり、一気に衰退する危険性をはらんでいると考えます。政治家が群がる理由はお金です。