― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2007年5月7日(月) ]
昨日溝堀をしていると、「〇〇さんが亡くなった」と誰かが言いました。「えっつ!」、冗談じゃろう、ついこの前まで車を運転しょうちゃったが。
この方は昔、自転車にトラ箱を山のように積み上げて、魚を売って歩いておられました。魚と言っても、今のような下ろした魚ではなく、まっるっぽでした。当時はクジラ肉は主流で、流行のカレーライスにはクジラ肉を入れて食べていたものです。豚とか牛がでてくるのは、まだまだ後のことです。
自転車をおして我家の前の坂を上ってこられるのですが、凄く力持ちのおじさんに見えたことを今でも覚えています。たぶん自分が自転車に乗れるようになった頃で、乗るだけでも大変なのに、凄い量の荷物を積んで乗るおじさんは、本当に凄いと感じました。
当時は、お米で魚を買っていたんです。忙しい時は、「米を計って持って帰ってくれ。魚は、どこどこに入れておいてくれ」なんて当たり前だったのです。私は、〇〇さんが来られると、「カレーが食べられる」と内心喜んだものです。私は今でもクジラ肉が大好きですが、当時のクジラの味がよほど忘れられないのでしょうね。
そんな思い出一杯の〇〇さんが亡くなられました。今日の午前10時から葬儀ですので、別れをしてきます。
« 前の記事 | | | 次の記事 » |