終わりました

[ 2017年9月22日(金) ]

今日の私の一般質問は終わりました。森林吸収源対策に関する質問は本当に大変でしたが、分かる人には理解していただいたものと確信しています。京都議定書やCOP21の話が飛び出して、「理解不能」という方もあったかも知れませんが、仕方ないですね。

資料室の通告を読まれても大抵の人は理解できないのが事実なんです。今日も登壇して、「通告に全て書けないので、質問の背景を説明します」ということで、二酸化炭素の吸収源としての森林について、国際公約をしている現実を説明しました。つまり、森林は手入れをしないと持続的に吸収源とならないのです。

森林は間伐をしながら優良木を育てていくことで山主の収入となります。植林したままの森林は、密植となり陽も当たらず下草も生えず、保水力も無く、建築用材にもならず、役立たずの災害予備軍と言ってもよいでしょう。そんな山の手入れを請け負ってやろうにも、山の境界が分からず、地主さえも分からない状態の山が相当な面積あるのです。

政府も日本の森林の状況を調査した結果、大変な事態になっていることがやっと理解できたのです。世界公約した二酸化炭素の吸収源としての森林に簡単には入れないのです。そこで政府は、私有林であっても反強制的にでも整備できる方法を模索し、環境税を導入し、財源とすることにしたのです。書きながら思っていますが、「分からんだろうな」!