― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2017年9月1日(金) ]
いつからか、最期は病院でということが当たり前みたいになってきた感じがするが、ここにきて、地域包括ケアシステムで、在宅での看取りが言われる様になってきた。つまり、入院から在宅医療への転換を目指しているからです。
言うは易く行うは難しを地で行くのが、在宅医療だと私は思います。3日前位から朝晩が急に寒くなり、母が咳をするようになりました。肺炎という二文字が脳裏をよぎりましたので、今日のデイサービスは休むことにして〇〇医院に連れて行きました。診察の結果は、「喘息」とのことでしたが、何でも相談できる「かかりつけ医」の存在は心強いものがあります。
問題は、この「かかりつけ医」がドンドン減ってきているということです。そうなると、総合病院で治療を受けることを選択しますが、遠方であれば通院が大変です。中には命を懸けて運転して来る高齢者も相当数いらっしゃいます。そうこうするうちに、入院となります。家族も生活のために働かなければなりませんから、家で面倒をみることは諦めます。
高齢者介護施設をドンドン作ればええじゃないかというご意見もあるでしょうが、そのつけは、介護保険料に跳ね返りますし、介護する人材が集まらない現実があります。施設入所から在宅介護と言われますが、元気な時は自宅の段差が気になることはないでしょうが、できれば、段差解消の自宅改修をお勧めします。やがては、老いるのですから。
94歳の母親が家の中を今でも歩けるのは、20年以上かけて徐々に自宅をバリアフリー住宅に改修したからだと思います。
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