ホタルサミット

[ 2017年6月11日(日) ]

昨日は、備北丘陵公園で、「第4回 広島県ホタルサミット」が開催されました。私はこんなサミットがあること自体知りませんでしたが、県内各地から「ホタル飛ぶ里づくり」に取り組まれている多くの団体がおいでになっていました。

ホタルは自然と飛ぶものだという認識だったのですが、川の水温の関係により餌となるカワニナの生育が左右され、ホタルの繁殖に大いに影響することなどを始めて知りました。きれいな水のところに生息するという程度の知識だったのですが、外気温も大いに影響するというお話を聞いて、自然の営みも大変なんだと感じた次第です。

昔は、今の様な高気密の家でもありませんから、家の中にホタルが入って来ていました。蚊帳を吊って寝ていると蚊帳の中で光るホタルもいました。農業で多くの農薬を使う様になったり、洗濯の洗剤が流れたりして、水が汚染され、ホテルが激減しました。私の住む地域では、上下水道が整備されたおかげで、ここ10年位前からホタルが再び飛び始めました。

昨日は、ホタルの種類についても教えていただいたのですが、この近辺では7~8種類のホタルが生息しているそうです。備北丘陵公園内の比婆の里エリアではホタル繁殖に力を入れられていることを知りました。地元の保育所の園児たちも参加して、長年取り組んでおられるそうです。一度消えたホタルの灯は、灯すのが大変ということが良く理解できました。