勉強会

[ 2009年10月20日(火) ]

ときどき写真日記にある通り、里山の樹木についての勉強会を開きました。講師は、七塚原自然体験活動センターの西村理事長にお願いしました。

これまでの里山整備は、やみくもに木を切っていただけだったのですが、今回整備するゾーンは、選別して手入れをすることにしました。そのために、西村先生にご無理を言って来ていただいたのです。いやあ~、先生は流石をとり越して、俗に言う博士ですね。この木の名前は何何で、言われは何と、立板に水の如く。

万葉集の詩まで披露される博識には、脱帽です。山野草の知識も凄いもので、これはてんぷらで美味しいとか、ジャムにしたらいいとか、驚くばかりでした。会員が図鑑片手について行くのですが、図鑑よりも詳しいのが先生の話です。挙句の果てには、ここは間違っているですからね。

2時間かけて山を歩きましたが、これほど多くの種類の樹木があるとは知りませんでした。昔は薬草としたり、染物の染料としたり、食料としていたものが多いことにも驚きました。先生から面白いお話を一つお聞きしました。それは、松茸はこのままの気象変動が続けば、間違いなく食べれなくなると。

それは、地温が高くなってきているのだから、まず無理ということだそうです。どうでも食べたい人は、地温管理ができる人工的な施設を作る必要がるそうです。だけど、そのためには莫大な費用と時間が必要だろうと言われていました。皆さん、昔は食べていた松茸となりますね。