外国語

[ 2009年9月19日(土) ]

昨日は、西城小学校で英語の授業をみさせていただきました。平成23年度より小学校での英語授業導入が決まっていますので、そのための先生のための研究授業?でした。5年生と6年生の授業でしたが、正に始まったばかりという印象でした。

偶然に友人の奥さんが校長先生だったので、「久しぶり」って挨拶すると、周りの先生たちが「キョトン」って感じでした。どうも、彼女は英語導入のために選ばれて西城小学校に赴任したみたいです。文科省の指定を受けて、2年間かけて、導入実験というか、先生たちの勉強も含めて、英語学習のやり方を学ぶということをするみたいです。子どもに聞くと、楽しいという答えが殆どでしたが、先生にとっては苦しいが本音ではないでしょうか。

私は小学生に英会話を教えていましたので、現場の苦労もしっています。しかし、今日の授業を見る限りでは、先ず、先生が勉強することです。しかし、英語にはセンスが問題であり、だれでもが上手くなるとは限りません。やはり、英語のできる先生を養成してからスタートすべきではないでしょうか。そうでないと、極端な言い方をすると、子どもが犠牲になる可能性があります。苦労して外国語を習得したものとしては、「なめるなよ」という気持ちが実はあります。

校長先生も先生を指導しながらやることの苛立ち(文科省の指導方針に従って)というか、自由度の少なさに困惑しておられるようにも見えました。これまでの型にはめた英語学習で過去何十年と失敗してきているのに、まだ型を作ろうとする文科省には呆れます。細部はお任せでええんです。どこまで到達するかなんて検証しなくてもええんです。全ての学校が特区と考えればええんです。H校長、あなたには期待していますので、あなたらしさでいいと思います。