― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2009年7月1日(水) ]
それぞれの地域には、地域としての課題(問題)が多く存在しています。その解決方法を模索するのですが、これだというものを見つけることは至難の業です。つまり、地域に暮らす人々の思いが多種多様だからです。
議会でも問題になるのは、道のことが多いですね。バスも通らない道であったり、自動車さえ通らない道であったり、冬期は閉鎖になる道であるわけです。解決を難しくしている理由に、土地の所有者がバラバラということがあります。そして、買収するお金がないということも言えます。
急激な車社会の到来により、車なくしての生活は考えられません。家の前まで車で乗り付けるのが当たり前みたいな社会になってしまいました。デイサービスの車が入らない家や、救急車が通れない道幅の道などが結構多くあります。我家の土地は1センチたりとも提供しませんという地主さんもおられます。
地域のことは地域で解決してくださいと良く言われますが、解決できないときは誰が解決してくれるのでしょう。以前、県道の拡幅をお願いした時、「地権者が難しいので」という回答がありました。そんなことは地元には知らされていませんでしたので、「誰が難しいんなら」となりました。そして、地元も動き行政も動き(共働)、解決できました。
やはり、粘り強く話し合うことが最善の道であると私は思います。決して情に訴えるのではなく、合理性のある解決を見つけるまで続ければいいと思います。訳の分からない解決をすることで、将来に不安を残すようなことにしては、根本的な解決にはなりません。問題が解決する時は、住む人がいなくなっている時代かもしれません。
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