林業再生の道は険し

[ 2016年8月18日(木) ]

今日は神石高原町と庄原市でペレットガス化発電+熱供給についてドイツのブルクハルト社の輸入総代理店の方と一緒に、群馬県上野村の例を説明しながら事業導入の可能性を探ったのですが、先ずは勉強することからと感じました。

この言葉が良いかどうか、「井の中の蛙大海を知らず」なんですね。「御山の大将」という言葉もありますが、構造的問題もあるのでしょうが、閉鎖的な構造であると思います。山の木を伐りだしても用材とならず、チップにされている現実もあります。先祖が植林した山は何円で販売しようが、腹は痛まないのです。あるいは、過去の高値が忘れられず、伐採しない山主もいます。

手入れした山の木は高値で売れるのが当たり前だと思っている人、実は、そうでもないのです。搬出コストが鍵を握ることもあります。ヘリコプターで木を搬出する業者はいないでしょう。今は、出しの良い山の木が市場にでてきているのです。低コストで伐採でき、低コストで搬出できれば利益はでますが、そういうことにはなりません。

今日は、宿題を沢山もらったように思います。政治が解決しないと前に進まないこともあります。できないをできるにするには何が必要か。知恵を出しながら行動しながら、3歩前進2歩後退で頑張ります。