選択と集中

[ 2009年6月20日(土) ]

今朝、新聞を読んでいると、ソニーの株主総会が19日に開かれ、過去最多の8329人が出席との記事がありました。そして、多くの株主から「事業の選択と集中を進めるべきだ」などの批判の声が相次いだとも。

ウォークマンの世界的大ヒットを放ちながら、i Pod に引き離されてしまったソニー。PS3もニンテンドーの一人勝ち状態。薄型テレビも値崩れによる収益の悪化等々。アメリカ市場の崩壊が原因かもしれないが、それは、どの会社も同じことです。恐らく株主は、あれもこれもと手をだしたから失敗したのだという見解だろうと思います。株主にどれだけ配当するのかということが問題なんです。

自動車業界もアメリカのビッグスリーのGMとクライスラーが破産したわけですから、ことの深刻さはソニーの比ではありませんが、それだけに経営者に対する批判は生半可ではなかったのでしょう。売れない車を作り続けていたし、労働者の賃金は高かった。良い物を作れば高く売れるし、労働者にも還元できますが、何故か売れないものまで作り続けていたわけです。

私は今回の一般質問で、庄原市の財政問題を追及する予定で準備しています。通告している質問の要旨は、新着資料の最上段に載せていますので確認してみてください。私は市長に、「事業の選択と集中」を迫ります。事業計画の練り直しを迫ります。株主である市民に満足という配当を払える体制(財務体質)にしなければ、GMやクライスラーと同じ道を歩む危険性が高いのではないでしょうか。

庄原市の一般質問は成り行きですから、11番の私が何日になるかは定かではありません。常識的には、23・24日を5名づつで、11番は25日と私は考えますが、こう書けば意地でも24日で終えるんだろうな。