― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年7月13日(水) ]
友人から紹介された、アレックス・カー氏による「ニッポン景観論」を読んでいるのですが、これまで何気なく見ていた景色が、「なんか変だぞ」と見えてくるから不思議です。
彼はアメリカ人なのですが、日本人よりも日本のことを知っている不思議なアメリカ人です。彼の略歴などは割愛させていただきますが、日本だけを知っているのではなく、世界中の色々なことを良くしっていますから、余計に日本の不思議な景観が気になるみたいです。その一番手が電柱だと彼は指摘しています。
確かにドイツでは殆どの電気は地下に埋設されており電柱を見ることはありませんでした。まあ、高圧線は見ましたけどね。外国では電気会社が埋設費用を負担するなだそうですが、日本では行政が負担することになっているから地中化が進まないと彼が書いているけど、下水道と同じ考え方なのかな。費用負担は本当はどうなんだろう。
それと何でもかでもコンクリートで固めるのが日本だとも書いている。つまり、箱モノが大好きな国民だと言うんだな。それと、看板が大好きとも。作ったものは見直しもせず、古くなっても平気で立てていると言われても反論できない。写真が沢山載っているのだが、突きつけられると、「なんか変だぞ」って思う。
そういえば、学びの森のステージ等への電気は景観を考えて地中に埋めたことを思い出した。やればできる。
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