― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年6月6日(月) ]
先ほどまで、企画建設常任委員会で東城にある株式会社vegeta(ベジタ)を視察・研修しておりました。今年50歳になったばかりの谷口社長から県内産キャベツの現状や今後の課題などの座学と、持丸にある標高900mのキャベツ団地を視察しました。
広島県内のキャベツ自給率は7%だそうで、ベジタがこのまま順調に生産を延ばしていけば、15%にはなるだろうとおっしゃっていました。私は初めて知ったのですが、「広島県キャベツ16億円産地計画」というのがあるのだそうです。そのためには、現状の8倍の生産量に引き上げないと達成できないと言われていました。
元々は水耕栽培で野菜を作っておられた(今も主力は水耕栽培の野菜)のですが、県の要請で3年前からキャベツの露地栽培を始めたそうです。それが、今年中には30haになろうかというほどに規模拡大されてきています。流通の仕組みも聞かせて頂いたのですが、今は入れ食いという感じで、作れば売れる市場だそうです。
広島県はお好み焼きが有名ですが、県外産のキャベツばかりを使っている訳ですから、何とかして広島県内産のキャベツに置き換えたいという県の願いが遊休農地の有効活用にもつながってきています。今は北部を中心としてキャベツを作っていますが、これからは南部にも展開して、周年栽培に取り組む予定ともうかがいました。久々に、パワーのあるお話を聞くことができました。
« 前の記事 | | | 次の記事 » |