― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年9月14日(月) ]
私の夢の一つが、「山の学校」を創ることです。最初は、木の伐り方を知りたいから始まったのですが、山のことを勉強すればするほど、分からないことだらけでした。そして、林業のプロを養成する機関があまりにも少ないことに気づきました。
各森林組合さんはどうやって職員の教育をされているのか分かりませんが、メーカーの指導を受けたり、ベテラン職員が教えたりされるのだと思います。しかし、地質学とか造林学とか気象学などの教育は皆無ではないでしょうか。長年の経験と勘だけでは限界がありますから、林業について勉強できる学校の整備を急ぐ必要があります。
石破大臣がオーストリアに林業に関する視察に行かれたみたいですが、多くの国会議員や官僚がドイツやオーストリアに視察に行っていますが、視察の成果はどこにでているのか疑問です。オーストリアでは林業は若者が成りたい職種の上位にあるそうです。昔と違い、安全な作業で高収入の仕事になっているからです。
ある林業機械メーカーは独自に研修センターを持っており、林業従事者の研修体制は万全ですし、苗木まで自社で育てています。更に、ペレット工場や製材所も経営している林業機械メーカーもあります。オーストリアはかつては、林業は危険で儲からないと言われていたそうですが、作業体型の見直し、専門機械の開発等で、生まれ変わったのです。
日本の林業も「変える」ことはできます。
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